「くつろいでいるメリー」 ’98年5月17日
結局、メリーとモコに薬を滴下したのは14日の朝になってからでした。
最近はテレビでもよく宣伝しているフロントラインという薬の猫用のものです。メリーとモコに
半分ずつ、背中の肩甲骨の間に滴下しました。
メリーとモコがお互いになめ合ったりしないようにしばらく注意して見ていましたが、心配したほどのことは何も起こらず、メリーもモコも何事も無かったようにふるまっていました。
たしかに薬は効いたようでした。テレビでは薬を垂らしてやると犬の体からノミがピョンピョンと
飛び出して来るのですが、もちろんメリーやモコではそんな事は起きませんでした。
もっとも、あんなふうに家の中で元気なノミをあちこちにバラまかれたのではたまったものではありません。
モコの場合は、薬のためにかなり弱ったノミがしきりに顔に這い出て来ました。それをたんねんに取ってやったのですが、ノミを取ってもらうのがよほど気持ち良かったのか、おとなしくされるままになっていました。
かなり手荒に扱っても怒ってカプッと噛みついたりはしませんでした。
シャンプーとノミ取り櫛のおかげでメリーのノミはかなり減っていましたが、それでもメリーの顔に出て来る
ノミが何匹かいました。そんな時、メリーは「クーンクーン」と鳴きながら寄って来て、取ってくれとせがむのです。
すっかり取ってやると、さっぱりしたのかメリーは横になってくつろいでいました。